UnplugDrive

UnplugDriveおよびUnplugDrive Portableは、USBメモリなどの取り外し可能なドライブをエクスプローラ上で取り外せるようにするためのソフトです。

最初にUnplugDriveを作成し、その後、正月休みの間にデバイス停止処理だけを切り取ったUnplugDrive Portableを作成したという経緯があります。そのため、Portableと区別するために「元祖UnplugDrive」とも呼んだりしています。

• UnplugDrive Portableは、USBメモリのように記憶領域を内蔵するデバイスに入れておいて取り外しを実行するのに適しています。

• 一方、USB接続のCD-ROMドライブやメモリカードリーダのように記憶メディアにアクセスするデバイスでは、UnplugDriveの方が取り外しを実行するのに適しています。

Windows Vistaにおいて、Ver.0.3.2が動作しなくなったことと、 VistaのエクスプローラでUnplugDriveと同等の機能が備ったため、 今後、UnplugDriveは障害メンテナンスのフェーズに入ります。 バグなどのドラブル対応は行いますが、Vista対応は行わない予定です。

UnplugDriveとは、USBメモリなどのドライブアイコンを右クリックしたときにそのデバイスを停止するメニューを表示するシェル拡張プログラムです。

詳しくは窓の杜の紹介記事を見ていただくほうが解りやすいかもしれません。 (こちらの記事によればPCカードのドライブもUnplugDriveで外せるんですね。へぇ)

データ転送速度が速いUSB2.0が普及してからというもの、USB接続のHDDケースやメモリなどが非常に便利に感じるようになり、USBハブに大量のドライブやメモリをつなげるようになったという人は私だけではないだろうと思います。 しかし、複数のドライブを接続しているときに特定のドライブを取り外そうとすると、タスクバーの「ハードウェアの取り外し」のメニューは非常に使いづらく、誤って他のドライブを停止してしまうことがしばしば生じます(少なくとも私はよくやる)。 そんな人にUnplugDriveをお勧めします。

図はUnplugDriveをインストールしたときのリムーバブルディスク上で表示されるメニューの例です。取り外し可能なドライブには「xxxxx の停止(U)」というメニューが追加されます。このメニューを選択すると、タスクバーの「ハードウェアの取り外し」と同じようにドライブに対応したデバイスを停止することができます。 メニューにはPnPデバイス名も表示されますし、停止したいドライブを選択して停止操作を行うので、誤操作が少なくなると思います。 さらに、Windows XPではUSB HDDやUSBメモリのプロパティでボリュームラベルを設定しておくと、より判りやすくなって便利です。

また、JScriptやVBScript、Perl、Pythonなどのスクリプト言語を使ってドライブを停止することもできます。例えば、E:ドライブを停止するPythonのスクリプトは↓のような感じになります。

import win32com.client
observer = win32com.client.Dispatch( 'UnplugDrive.Observer' )
observer.Unplug( 'E:' )

UnplugDriveはWindows2000/XPの上で動作するフリーソフトウェアです。 免責事項など、ヘルプの記事をよく読んでご利用ください。